むし歯(虫歯) | 枚方市 光善寺の歯医者さん やまざき歯科

やまざき歯科のむし歯(虫歯)のご案内

あなたの歯は大丈夫? 虫歯ってなに? もっと知って歯を大切に!

歯を失う原因の約87%は虫歯と歯周病です
最近の調査によると歯を失う原因の約87%は虫歯と歯周病です。
虫歯も歯周病も風邪と同じ細菌による感染症です。そして、本当は予防できるのに虫歯と歯周病を患っている方が大勢おられるのも事実です。

いつまでも健康なお口を!
なんでも食べられる健康な歯を維持していくために、虫歯と歯周病がどのようなものなのか、きちんと理解してお口のケアをしっかりおこないましょう!

なんで虫歯ができるの?

親子のスキンシップも大切ですが。。。
常在菌のようにほとんどの方が持っている虫歯菌ですが、産まれたばかりの赤ちゃんにはありません。
母子感染など成長する過程で虫歯菌は私たちに感染するのです。

虫歯は虫歯菌が出す酸により歯が溶かされる病気です。
では、ほとんどの方が持っている虫歯菌なのに虫歯になる人とならない人がいるのはなぜでしょう?
歯を溶かす脱灰
食事で改善
歯を治す再石灰化
脱灰と再石灰化
虫歯菌が出す酸により歯が溶けることを脱灰、私たちがもともと持っている、歯のエナメル質を修復する能力(自然治癒力)を再石灰化といいます。
私たちのお口の中では、この脱灰と再石灰化がいつも繰り返されています。
脱灰と再石灰化のサイクル
私たちが食事をしたあとが虫歯菌の食事の時間です。虫歯菌の活動は活発になり、排泄物によってお口の中は酸性になります。すると脱灰作用が起こり、歯のエナメル質からリン酸とカルシウムが溶け出してしまいます。
しばらくすると、お口の中は唾液が持つ緩衝作用によって徐々に中性に戻っていきます。
そして、唾液に含まれるリン酸とカルシウムによって溶けた歯のエナメル質が修復(再石灰化)されます。

虫歯にならない方は、この脱灰と再石灰化のバランスが取れているのです。
そして、虫歯になってしまう方はこのバランスが崩れていて、虫歯菌が優位な状態にあり脱灰ばかりが進んでしまっているのです。
虫歯菌が活動しやすくなる要因
虫歯になりやすい歯質 適切なお口のケアができていない
唾液量が少ない体質 食生活を中心とした生活習慣の乱れ
虫歯菌の量 唾液の質(粘り)
お口の衛生状態が悪い  

例えば、間食ばかりしていると脱灰の状態が続き再石灰化の状態がほとんどありません。
その上、歯質が弱かったり唾液量が少ない体質だと・・・
このような方はおそらく虫歯が多く、将来はブリッジや入れ歯、インプラントの治療が必要になってしまうでしょう!
食事と虫歯の関係
脱灰と再石灰化のバランスが良い

バランスのとれた
食事サイクル

虫歯にならない方、なりにくい方は、この脱灰と再石灰化のバランスが取れています。

バランスが崩れ脱灰ばかり…

お勧めできない
食事サイクル

虫歯になりやすい方はこのバランスが崩れ、脱灰の状態が多いのです。つまり、虫歯菌が活発に活動する時間帯の多い方なのです。

虫歯の進行

虫歯菌はバイオフィルムという生息しやすい環境(歯垢)を形成します。このバイオフィルムの中で虫歯菌は歯を溶かす酸を放出します。
放出された酸は歯の成分であるリン酸とカルシウムを溶かし、結果として歯が溶けていきます(脱灰)。これが虫歯の始まりです。

しかし、歯は唾液の働きで「再石灰化」され少しずつ改善していきます。
お口の中ではこの脱灰(破壊)と再石灰化(再生)が繰り返されているのです。
虫歯の進行は、生活習慣が乱れたり口腔内のケアを怠ることによって、脱灰と再石灰化のバランスが崩れ、脱灰ばかりが進むことによって起こります。

虫歯の進行
C0:初期虫歯
歯の表面が浅く溶けて白く濁った透明感の無い状態で虫歯になる直前です。
治療方法
歯は削らず、正しい歯みがきの説明をして再石灰化を促し自然治癒を目指します。
状況によりフッ素塗付をして虫歯になりにくい歯質を作ります。

C1:エナメル質の虫歯
表面のエナメル質が溶け始めた状態で虫歯の始まりです。
エナメル質には神経がないため痛みを感じません。
治療方法
歯は削らず、正しい歯みがきの説明をして再石灰化を促し自然治癒を目指します。
状況によりフッ素塗付をして虫歯になりにくい歯質を作ります。
再石灰化が進み、虫歯の進行を抑えられれば歯は削らずにすみます。

C2:象牙質の虫歯
虫歯が進行し象牙質まで達した状態です。象牙質はエナメル質より柔らかいため虫歯の進行が早く、虫歯が歯髄(神経)に近づくにつれて歯がしみるようになります。
治療方法
虫歯は神経まで達していないので、虫歯に侵された象牙質を除去する治療をします。
インレーによる治療など数回の治療が必要になります。
インレーによる虫歯の治療
奥歯の歯と歯の間に虫歯ができた場合に比較的多く用いられる治療方法です。
歯を削って歯型を採り、型にあわせてつくった修復物をはめる治療です。
修復物にはレジン(プラスチック)・金属・セラミックなどがあります。

インレーによる虫歯の治療
インレーによる虫歯の治療
C3:歯の神経(歯髄)の虫歯
虫歯が歯髄まで進行し大きな穴が開いている状態。炎症(歯髄炎)を起こしズキズキとした激しい痛みがあります。虫歯が歯髄まで進行してしまうと、歯髄は死んでしまいます。
治療方法
死んだ歯髄の除去(根管治療)と虫歯におかされた象牙質の除去をきちんとすることで、歯を救うことができます。
クラウンによる虫歯の治療
クラウンは歯を大きく削った場合にかぶせる修復物です。
修復物の材質もさまざまで前歯や奥歯など治療箇所、治療目的によって異なります。
前歯の場合はレジン(プラスチック)前装冠・メタルボンド・オールセラミック、奥歯の場合は金銀パラジウム合金・金合金・ハイブリッドセラミックなどがあります。

前歯のかぶせ物(クラウン)奥歯のかぶせ物(クラウン)
C4:末期の虫歯
歯の頭の部分(歯冠部)が溶けて歯根だけが残った状態です。
すでに歯髄は死に激しい痛みは感じません。しかし、痛みがなくても無数の虫歯菌の住み家になっているため、歯根の先が炎症を起こし膿が溜まったりすると、歯を残すことすら困難になってしまいます。
他の健康な歯を守るためにもできるだけ早く治療を受けるようにしましょう。
治療方法
歯根を生かせる場合はC3(歯の神経の虫歯)と同じ治療になります。
歯を抜いた場合は、インプラントや両側の歯を支えにするブリッジによる治療になります。
複数の歯がない場合はインプラントや部分入れ歯になります。

前歯のブリッジ(1本欠損)部分入れ歯(義歯)

痛みの少ない無痛虫歯治療のために

虫歯の治療は痛いからと歯科医院を敬遠される方がおられますが、そのままにしておくと歯を失うことになってしまいます。
やまざき歯科では患者様への苦痛を避けるために、麻酔注射の前の予備麻酔を徹底しております。
表面麻酔を塗って痛みを緩和
多くの場合、虫歯の治療は麻酔注射から入ります。
しかし、そのままでは注射の針を刺す時の痛みを患者様に与えてしまいます。
当歯科医院では麻酔注射の前に、予備麻酔として針を刺す箇所の歯肉表面にゼリー状の表面麻酔薬(ハリケイン)を塗布し、麻酔の効果が出てから麻酔注射をおこなっております。

ハリケインゲル

ハリケインゲル

アミノ安息香酸エチル20%の局所表面麻酔剤で、安全性と麻酔効果について評価の高い麻酔剤です。
口腔内の粘膜の末梢知覚神経を麻痺させ、痛みを緩和してくれます。

虫歯から歯を守り、健康を保つために

虫歯は虫歯菌を中心としたさまざまな要因から進行します。
虫歯から歯を守っていくためには、自分の虫歯リスク(なりやすさ)を知り、適切な日頃のケアをきちんとおこなうことが大切です。
当歯科医院では定期健診を中心に、患者様に合った虫歯の予防方法をご提案しております。
虫歯予防のための条件
自分の虫歯リスク(なりやすさ)を知る
歯みがき指導を受け正しい歯みがきで予防する
定期健診をきちんと受け早期発見・早期治療を心がける
歯科医院で歯の清掃(PMTC)を定期的におこなう
生活習慣などを歯科医師と相談し、悪いところは見直す

虫歯治療のお問い合わせ

虫歯はひどくなると大きな痛みをともなう辛い病気です。
痛みの少ない虫歯の治療は早期発見・早期治療があってこそ成り立ちます。
虫歯の治療のこと定期健診のことなど、お気軽にお問い合わせ下さい。

やまざき歯科を利用されている患者様が大勢おられます。
歯科医療と直接関係のない営業連絡などは、お待ちになっている患者様にも迷惑がかかりますのでお控えください。
詳しくは、やまざき歯科までお気軽にお問い合わせください。
TEL:072-812-2518(ニッコリイーハ)